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研修医のある1日

リハビリテーション部

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研修医2年目の後半に、1か月間リハビリテーション部をローテートしたので紹介させていただきます。

患者さんには入院前からの、そして退院後の日々の生活があり、リハビリテーションを入院中から安全に行うことが主治医の重要な役割の一つです。リハビリが必要な患者さんは多科に及んでおり、脳卒中(脳神経外科)・心不全(循環器内科)・がん周術期(外科)・人工関節置換術後(整形外科)・・・多くは前述の疾患と感じましたが、それ以外にも多くの内科的疾患などが適応になります。そのため、どの診療科に進むにしても、患者の状態を評価してゴールを設定することは重要な学びであると考えられます。

当院ではリハビリの専門医師が在籍しているため、リハビリを依頼するとリハビリ処方箋を専門医が作成し、PTOTの介入が開始となる有難いシステムとなっています。しかし逆を言えば処方箋を自分で作成するチャンスはないといえるため、どのような点に注目してリハビリテーション専門医が処方箋を作成しているか?を勉強するのに有意義な1か月となります。これは普段、患者を診察する際にも重要な視点となるため、一度は勉強することをおすすめしたいです。

そんなリハビリテーション部での1日は、まずPTOTSTとの朝カンファレンスに出席します。午前中は前日に依頼を受けたリハビリテーションの処方箋づくりを行い、その後専門医とともに病棟へ回診に行きます。回診では、運動機能や認知機能の簡単な評価や問診を行い、リハビリ介入の説明をします。そして昼食を済ませてから、当日の依頼分の確認を行い、依頼があれば処方箋づくり、回診を午後も行います。処方箋づくりはカルテを見ながら行うため、私はローテートしなかった脳神経外科や整形外科の画像や経過をみるのに勉強になりました。また、PTOTの方について見学させてもらう日を週に1日設けていただきました。医師は治療に専念するために患者につききりというわけにはいきませんが、PTOTは患者さんと接している密度や時間が多いため、医師よりも患者の状態を把握しています。そういったチームが存在することを実感できるのも、リハビリテーション部を選択する一つの魅力になるのではないかと考えられます。

患者中心の医療についてじっくり考えてみたい人には、おすすめの診療科だと思います。