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研修医のある1日

形成外科

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形成外科と一口に言っても、世の中の多くの人がなにをやっているのかいまいちピンと来ていません。病院によっても形成外科が専門とする分野は異なっていますが、ここでは当院の形成外科のある1日について紹介したいと思います。

朝7時15分、病棟にて患者さんのバイタルやドレーンの量などカルテでチェックするところから業務開始です。7時30分からは教授を含めた先生方と手術予定の患者さんについてのカンファレンスが行われます。カンファレンスでは創部のデザインや術式の検討など、非常に興味深いものばかりです。終わり次第入院中の患者さんの創部処置をし、9時から12時過ぎまで外来の患者さんを診ていきます。形成外科として治療する疾患は数え切れませんが、例を挙げると乳がんの術後再建や難治性の皮膚潰瘍、熱傷、皮膚・皮下腫瘍、褥瘡、糖尿病性足壊疽などの切断、下肢静脈瘤、母斑、顔面骨骨折など、外傷から腫瘍、美容医療まで非常に多岐にわたります。疾患が多い分、患者さんの年齢層も幅広いのが特徴です。

昼食は先生方と全員で食堂へ向かいます。マイナー科ということもあり、科全員で食卓を囲み親睦を深められるという点も当院の形成外科の特徴だと思います。

13時からは手術室にて定例の手術が始まります。遊離皮弁や切断指の再建などを除けば、大体2時間前後の手術が多い印象です。細部へのこだわりや仕上がりの美しさはやはり形成外科の専売特許といったところでしょうか。患者さんの仕上がりに対する期待値も大きく、研修医が手技をやらせてもらえることはあまりありません。ですが、見るだけでも大変勉強になります。救急外来では縫合をする機会があるのでそちらで学んだ成果を発揮するつもりです。

手術が終わり次第、病棟の回診をします。術後出血がないか、朝から夕方にかけてバイタルの変化などがないかチェックしその後は解散です。17時~19時くらいに業務終了していることがほとんどです。病棟、外来、手術とメリハリをもって働くことができ、褥瘡や外傷は将来何科になっても必ず診る機会があります。形成外科での経験はきっと役に立つはずです。