救命救急センターからのお知らせ

後期研修をお考え中の先生方へ
2020/09/12

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、救急科専門医の医師は医療現場で非常に求められています。発熱・呼吸器症状で受診を希望される患者さんは、呼吸器科の疾患だけではありません。感染症科だけでも対応できません。重症化した際の集中治療にも精通していなければなりません。救急医がこれほど社会に求められてきたことは、これまでなかったのではないでしょうか。災害医療だけではありません。日々の急性疾患に対応できる医療を提供することは、医学においては絶対必要な命題です。生命に関わる感染症を扱うことは、危険な専門分野と思われるかもしれません。しかしこの半年間のCOVID-19との戦いの中で、当センターで感染した医療者は一人もいません。正しい知識で院内、そしてプライベートでもきちんと対策を取れば怖いことはないはずです。
 困っている患者さんをまず診なければ、診れる体制を構築しなければ、現代の先端医療を人々に享受することは出来ません。医療の入り口を担い、重症患者の治療を実際に行う救急医は今後も求められ続け、活躍していきます。専門診療科も勿論必要です。初期診療と診断を素早く行い、各科にバトンを渡す。内科系疾患でも外科系疾患でも、重症な場合は救急医が中心となって各科の治療を指揮する。こんなに重要な分野は他にありません。
 さあ、迷っている皆さん。都内でもトップクラスの救急症例数を経験できる、当救命救急センターにおいでください。通常の救急医が10年かけて経験することを、3年でおこなえます。真の実力を備えた救急医になれる施設です。熱いハートを持った皆さんをお待ちしています。

2020年9月涼夏 救急医療科 教授/救命救急センター長

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