教育・研修 - レジデントメッセージ

助教 栗山 桂一

医師としての在り方を追求し
あらゆる経験が得られる救急医療の道へ
助教 栗山 桂一

先輩医師の姿を見て、救急医療を志す

私は大学卒業後、他の病院で2年間、研修医として働いていました。当時は二次救急への対応をしていたのですが、週に1~2回、重症例の患者様が搬送されてくることがありました。その際、どんな症例の患者様であっても落ち着いて対処している先輩医師の姿を見て、自分も医師としてそう在りたいと思い、救急医療に携わっていこうと決意しました。

救急医療が主体である環境を選択

医療錬士 栗山 桂一

当救命センターを勤務先として選んだ理由は、3つあります。1つ目は、多種多様な重症例の患者様が搬送されてくる場所であること。その搬送数は、都内でもトップクラスとなっています。2つ目は、Closed ICUであるため、救命救急センターが主体となって処置ができるということ。そして3つ目は、救命救急センターでも手術が可能であるということです。このように救命医療が主体となって患者様を診ることができるので、医師としての修練につながると考えたのです。実際に入局して半年が経ちますが、日々の現場対応からの学びはもちろんのこと、毎週決まった時間に全員で論文の読み合せをしたり、学会や研究成果の報告をするなど、最先端の知識に触れる機会も多々あります。

多様な経験が、将来への糧となる

救急医療の現場は、常に限られた時間の中で、適切な処置を次々と行わなければならないシビアなところです。さまざまな壁に突き当たり、悩み、苦しい思いをすることも当然あります。しかし私は、この救急医療の世界を経験してよかったと思っています。最初から特定の専門領域に進んでいたら、これほど多様な重症例の患者様を診ることもなかったでしょうし、当然それらに対応するスキルも身に付かなかったでしょう。この現場と向き合っていくことで、医師としての深みも増すのではないかと思っています。ですから、医師としてオールマイティーな存在を目指したいという方は、一度当センターの門を叩いてみてください。ここで得られる経験値が、将来の自分にとって大きな糧になっていくはずです。

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