教育・研修 - レジデントメッセージ

後期研修医 内山 まり子

自分が医師に必要だと考える臨床力を求めて
女性医師でも働きやすい環境での研修
後期研修医 内山 まり子

初期臨床研修を経て救急医療の道へ

私は大学卒業後、当院で2年間の初期臨床研修を行なっています。もともと外科志望で手術や処置に興味があり、当院の救急科で様々な症例に触れ、外科領域の中でも緊急手術や外傷診療に興味を持つようになりました。また2年間の救急外来での経験から、その場で緊急性を判断して適切に診療を進めることの難しさを痛感すると同時に興味深さを感じるようになり、3年目は救急科で後期研修を始めることに決めました。

多くの経験が積め、自分が学びやすい環境を選択

後期研修医 内山 まり子

私が当院での研修を選択した理由は3つあります。1つ目は東京都東北部唯一の救命センターであるため救急車の受け入れ台数が多く、その症例も多岐に渡っていて様々な経験が積めるという点です。2つ目は外傷症例や外科症例が搬送されてきた際、救急科で手術を行うことが多いという点です。当科には外科で研鑽を積んできた医師が多く、初期対応・手術・術後管理と一貫して症例を経験できる点も魅力だと感じます。3つ目は、病院全体としての雰囲気がとても良く女性医師が多いという点です。当院は大学病院でありながら市中病院のような要素が強く、各診療科の風通しがとても良い病院です。救急科にとって他科との連携は必要不可欠なものであり、当院は各領域の知識や技術を勉強しやすい環境であると感じます。また、女子医大の系列病院ということもあり女性医師が多く、自分の悩みを相談できる人が多いという点も魅力の一つです。

救急医療の必要性と魅力

後期研修医 内山 まり子

救急科は、「専門性が低い」とマイナスイメージを持たれることが多い診療科だと思います。しかしながら、運ばれてきた患者さんの全身状態を把握し適切な初期対応を行い、命を繋げる診療科が必要なこともまた事実です。「正しい緊急性の判断と初期対応とを行い、全身を管理する」ということは当たり前のようで難しく、救急科ほど他科と関わりを持って様々な考え方を勉強できる診療科はないと思います。また、自分は現在、救急医療を学んだ後にサブスペシャリティを目指して外科で研鑽を積みたいと考えていますが、女性の場合様々なライフイベントに進路を左右されることがあると思います。その中で救急科以外の道へ方向転換したとしても、ここで得た知識と技術は必ず強みになります。医師としてまずは幅広い症例に触れ、視野を広げたいと考えている方は是非一度見学にいらして下さい。お待ちしています!

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