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ご挨拶


東京女子医科大学東医療センター
外科診療部長・教授
塩澤 俊一
  成高 義彦 教授  
 

 外科のホームページへようこそ!
 平成31年4月1日付けで、外科診療部長・教授を拝命いたしました塩澤俊一です。
私は昭和63年に大学卒業後直ちに当時の東京女子医科大学附属第二病院(現在の東医療センター)外科に入局しました。以来、約30年にわたり消化器外科、主に肝胆膵疾患の診療と研究に携わってきました。この間、医学は大きく進歩し、大学で受けた講義や当時の教科書の内容は次々とエビデンスをもって書き変えられてきました。本邦は医療の進歩により超高齢化社会に向かい、外科治療も拡大手術から機能温存の低侵襲手術へと移行した結果、現在ではADLやQOLの維持を視野に入れた治療法が選択されることが多くなりました。当科もこの潮流に乗り、鏡視下手術の割合はこの10年間で約5倍に増加し、今年(令和元年)7月から当院の属する区東北部医療圏では初めての直腸癌に対するロボット(da Vinci)支援下手術を導入すべく、下部消化管グループを中心に準備を進めています。
 当科は消化器・乳腺外科でありながら、その約4割は女性外科医で構成されています。その割合においてはおそらく全国一の医局ではないかと、調査はしておりませんが憶測しています。これは女性のさまざまなライフイベントに歴代の外科部長が柔軟に対応してこられた結果といえますが、当科の女性医師が人生の各ステージで独自の目標を持ちつつ努力を重ね、その姿に医局員も理解を示し医局を支えてきたという経験も、今では大きな invisible legacy となっています。今後はこの良き伝統を継承するとともに、より一層、個々の持つ多様性や価値観を私自身が理解に努め、女性外科医が普通に輝けるよう環境整備にも尽力したいと考えています。そして当科を令和の新たな医局モデルとして世に示すことも私の大願の1つです。
 また、研修医の皆さんへお伝えしたいこと、それは自身の将来の選択で迷うこともあるかと思いますが、診療科に向き・不向きなどないということです。外科医として大事なのは知識や手術手技が全てではなく、まずは治療に対するひたむきな「情熱」です。その「情熱」こそが日々の診療を支え、患者さんからも愛され・頼りにされる全人的な医師の礎になると私は考えています。ぜひ、われわれと共に考え・悩み・決断し、治療にあたった患者さんから「あなたが最後の砦(The last Hope)」と言っていただけるよう一緒に歩んで行きましょう。
 最後になりますが、当科は今年で開設58年目を迎えます。この歴史と伝統をふまえ、ここに令和の新たな独自性を加え、消化器・乳腺外科の発展ならびに地域の皆さまにも良質な医療をご提供できるよう尽力していく所存です。
 今後とも皆さま方の温かいご指導とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 


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